じゃなくて『THE 有頂天ホテル』(監督・三谷幸喜)をみてきた。
とある高級ホテル(かっこいいです)が舞台のいわゆる“グランドホテルもの”で、いくつもの事件がからまりあってあちこちで暴発する、仕掛け花火みたいなコメディ。
もちろんエピソードひとつひとつもおもしろいんだが、役者がたのしい。なんといっても伊東四朗。存在しているだけで笑えるというのがすごい。オダギリジョーの筆耕係(ホテルのパーティの看板などを書く人)も笑えた。役所広司も松たか子もいい。川平慈英と香取慎吾は……まあ相変わらずか。
しかしまあよくこれだけの映画をつくったものだ。脚本や役者はもとより、セットや小物類(ホテル内の案内板なども、ちゃんと大道具小道具係ではなく、本当のサイン制作会社が作っている)、気づく人だけ気づくような遊び心(アヒルの名前「ダブダブ」は『ドリトル先生』からの借用だったりとか)。ワンシーンワンカットだというのも面白いところ。前面で演技をしている背後を、別の人物が通ったりチラチラこちらを見たりするのである。総支配人とホテル探偵の追いかけっこなんて大変だっただろうなあ。
2月2日、3日3日、4日と連続で「みんなのいえ」「ラヂオの時間」をテレビ放映するので(フジテレビ)、三谷映画をみたことのない人はまずそちらからみてみるという手も。いきなり『有頂天ホテル』をみにいっても、決して損はしないと思いますがね。
話は変わるが、「ホテルJALシティ羽田東京」ってホテルがタイアップして《映画「THE有頂天ホテル」宿泊プラン》というのをやったようだ(限定数に達したため終了)。その説明にこうある。
ホテル内の調度品の数々は映画で実際に利用されている[FRAS]製品が数多く利用されています。
なにいってんだかよくわかんねえよっ。もうちょっとちゃんとした日本語を使いましょうね。
ライブドアで大騒ぎの昨今ですがみなさまいかがお過ごしでしょうか。
わたくしとしては、おおむねどうでもいいんですが、ただひとつだけ、気になってしょうがないことがあるのですよ。
ホリエモンこと堀江容疑者(社長退任だそうで)がどうやってのしあがってきたのか、その経歴が新聞テレビ雑誌などでも詳細に紹介されていますが、彼が学生時代に興した会社の名前が「オン・ザ・エッヂ」。これがひっかかるんですよ。
オン・ザ・エッヂ。
On The Edge.
「オン・ジ・エッヂ」じゃないのかと。
そういえば昔、一時期流行った政治的スローガンにもひっかかったなあ。「ストップ・ザ・田中角栄」みたいなやつ。
固有名詞に「the」をつけますか。まあそれでも「田中角栄的なものすべて」というふうにむりやりこじつけようと思えば、なんとか理解できるけど。
じゃあこれはどうよ。
「ストップ・ザ・汚職」。
「おしょく」なんだから「ストップ・ジ・汚職」なんじゃないのかと。中学校ではそう習った記憶があるのだが、あれは間違いだったのかと。
どうなんでしょうか英語の先生がた。
まあ、どうでもいいですけど。洋画のタイトルでもけっこうあるしねえ。
でも、なんかきもちわるいんです。それだけなんです。
「産婦人科」→「女性診療科」 総務省が厚労省に要請(asahi.com:暮らし)
正直、わたくしにはわかりません。だったら取り上げるなってことになるんでしょうけど。でも、なあ。
「産婦人科」という名称がイヤなんだそうです。抵抗を感じる人がいて、なおかつ現場でもニーズに合わないという声があったとか。
高校生の娘を持つ母親から総務省に、「体の具合が悪い娘を連れて行こうと思ったが、産婦人科には妊娠などのイメージがあり、抵抗感がある」という声が届いたのがきっかけ。総務省が医療機関に尋ねたところ「産婦人科という名はニーズに合わない」などの声が多かったという。
ふーん。
そういうもんなんすかね。そもそも産婦人科って「産科」と「婦人科」なんじゃないの? たんにそのふたつを続けて呼んでるだけかと思ってましたが。ちがうのかね。
まあ、当該する科の患者さんおよびその候補がイヤだっちゅうんなら女性診療科でも女性科でもメス科でもどうとでも変えりゃいいと思うんですけどね(男性診療科っつうのもあってもいいよな)。「イヤだったらイヤなの!」という人に対しては何もいいません。
だが。
名前変えてどうするっての? 現状にそぐわなかったりするんだろうか。赤ちゃんができたから女性診療科に行きますってか。それはそれで、なあ。
だいたいさあ、このお母さん、自分の娘の健康とか考えてないような気がしてならんのじゃが。「産婦人科に娘を連れてったら、ウチの子がふしだらなことして妊娠しちゃって中絶しにきたんじゃないかしらってご近所に噂されちゃうわ」と、自分の世間体のほうが大事なんじゃなかろうか。そっちのほうを問題にしたいね、俺は。
そもそも今どき産婦人科に妊娠というイメージがあるって決めつけちゃうのもどうかと。もちろん「産科」を含んでいるのだから産むために来る人も多かろう。が、「婦人科」もあるわけですからね。むしろ最近は(これだけ少子化なんだからさ)そちらのほうが需要があるようにも思える。
だから「産婦人科」から「産」を取れという主張なのならまだわからないでもないが(わからんけどな)、なんだかよくわからんような「女性診療科」などという名称をでっち上げるってのがよくわからんのですよ(まだ《例として》挙げているだけですけどね)。ってことは、じゃあその医者は「女性診療医」と呼ばれることになるんですか。男でも女性診療医。
診療なんて、医療全般なんにでも該当するんじゃないの? 内臓疾患診療科、外傷診療科、呼吸器診療科、泌尿器診療科、etc.と、どれにつけたって実状からは遠くならない(あ、レントゲン診療科は変ですね。麻酔診療科も)。
しかし産科婦人科を女性診療科にしてしまうと、わけわからんことにならんですか? 女性を診療するっつったって、女性の患者は内科にも外科にもいるわけだし。とすれば女性特有疾患診療科にしないといかんのじゃ内科ないか。それじゃ長すぎます。じゃあもっと具体的に、子宮・卵巣・ホルモン科とかではどうですか。あとハツとタンとレバーもね。焼き鳥かよ。
解決策。
産婦人科医院にはドアをふたつつけて、ひとつに産科、もうひとつに婦人科の看板をつける。患者は自分の好きなほうから入る。それでいいんじゃないでしょうか。ダメ?
【追記】
日刊スポーツのほうが詳しいや。
「産婦人科」を「女性診療科」に(日刊スポーツ:社会)
こっちだとこの《声を届けた》母親(日刊スポーツでは《相談》となっているが)、もっとすごいこといってる。
「高校生の娘を連れて行くのに、妊娠や性病のイメージがあって心理的な抵抗感がある」
わはははは。
おかあさん、あんたの抵抗感なんて子供の健康に比べたら屁みたいなもんじゃろうが。子供にきいたのか? 「産婦人科に行きましょう。抵抗感ある?」と。
ほかにも、「女性として通院しにくい」という相談もあったそうで。
なんじゃそりゃ。女性診療科(か、その手の名称)に変わればイヤじゃないんですか。ふうん。そりゃ女性診療科なら女性は通院しやすいんだろうけど(男性は通院しにくいが)(通院しません)さ。だけど肛門科に通うのとどっちが《女性として》イヤかっちゅう問題も残っておろうが。
結局、際限なく細分化していくか(「産科」「婦人科」「不妊治療科」「性病科」……)、とりあえず入り口だけ大きくして(「女性クリニック」「女性科病院」などと)女性すべてを受け付けたうえで、中で分けるか、どちらかしかないのかねえ。
しかし、そうやって医療機関・医療科・疾病にこだわることがエスカレートしていくと、マンガ『ブラックジャックによろしく』でも取り上げられたような、精神科にかかる患者全般に対する差別につながっていくんだろうなあ。なんだかなあ。
【さらなる追記】
っていうか。あるんじゃん。女性診療科。
東大病院にも日本医科大第二病院にも大阪市立大学病院にも、ほかにもいっぱい。
まあ大学病院が多いようなので、もしかしたら町医者にはなにか制約等があるのかもしれません。上記日刊スポーツの記事には、
産婦人科の診療科名は、医療法施行令で「産科」か「婦人科」にしか言い換えることができず、導入には政令の改正が必要となる。
とあり、検索で出てくる「女性診療科」がどういう位置づけなのか、そこらへんのことはよくわかりませんけどね。
でもまあとりあえずは存在しているわけだ、女性診療科は。
世間体が大切なお母さまは、そういうところにお嬢さまをお連れになってはいかがでしょうか。苦情を届け出たり相談したりしてる場合じゃなかろう。
わあ。
27歳無職男、自宅に放火 母がフィギュアを買ってくれなかったから(Sankei Web:埼玉)
放火:人形買ってもらえず自宅に火 27歳の容疑者逮捕−−深谷 /埼玉(毎日新聞:Yahoo Japan:埼玉ニュース)
すげえ。
27歳無職が自宅自室の布団に火をつけて、家が全焼ですと。その理由は見出しになっているとおり、
「欲しかったフィギュア(人形)を母が買ってくれなかったことから口論となり、腹いせにライターで火をつけて家を出た」(産経)
「母親に『フィギュア(人形)を買ってほしい』と頼んだが断られてけんかになり、憂さ晴らしに火をつけた」(毎日)
おもちゃを買ってもらえなくて、ですよ。それで彼を守ってくれる唯一の砦「自宅」に放火ですよ。すばらしい。
27歳。17歳でも7歳でもなく、27歳……。
働け。自分で稼いで好きなだけフィギュア買え。
昨夜帰宅して夕刊を広げたら、とってもイヤな記事が目に入った。「うわっ」というか「おえっ」というか、なんとも「ぎゃぼっ」な記事であった。こんなの。
相田みつをの詩、携帯で配信 世代超え人気、7万人登録(asahi.com:社会)
オレ様の「日本三大イヤなもの」のひとつだもの、相田みつを。三大イヤなものは10個ぐらいあるけど。別に相田みつをになんの恨みもないが、ああいう戯れ言を信奉してしまうメンタリティというのが受け入れられない。チョーのつく美人が言い寄ってきたとしても(ないない)その子の家に相田みつをの色紙が飾られてあったら、おれは即座に逃げる。でなけりゃ必死になって洗脳解除につとめる。
でもまあ他人が好きな分にはどうでもいい。こっちに勧めてさえこなければな。
なにしろ、
戦中戦後に青春時代を過ごし、「いのち」の尊さを見つめながら独自の言葉と書体を確立し(中略)今も幅広く愛されている
という相田みつを先生である。で、彼の詩――というか「フレーズ」だなこりゃ――が毎朝配信されるサービスがあって、利用者7万人ですと! 月210円払って毎朝相田みつをのありがたいお言葉を拝んでいる人が7万人。月に1500万近くの売り上げ!
いや、まあ金のことはよろしい。利用者の3割は10〜20代、4割が30〜40代。要するに携帯電話を日常的に使っている世代ですね。7万人の7割っつうと5万人弱ですか。
多いのか少ないのかはわかりませんけどね、なんだか気持ち悪いなあ。
すいませんねあくまでも俺の個人的な感想っつうか感触っつうか印象っつうか象印っつうかええいうるせえ文句あるやつは表へ出ろ俺は出ないが。
そんなわけで、全国7万の馬鹿が(あ、いっちゃった)1500万払ってこんな御託をありがたがっているとは情けない。まだ頭スカスカの馬鹿ミュージシャンの歌詞だのおっぱいだけが売りのアイドルの笑顔に金を使うほうが幾分かはマシだと思うぞ俺は。
しかし、みつをよりアイドルよりもステキな一番のおすすめは、これだ。
『相田みつおの世界』
《相田みつを》ではない、《みつお》だ。これこそが現代人のための癒しフレーズだ。癒されないけどな。それにしても「癒やしの詩」なんてキャッチつけられて平気な連中(著作権継承者か?)にも驚くけどな(俺が仮に詩人かなんかの芸術家で、自分の作品が《癒しのナントカ》とかいわれたら、即座に筆なりなんなりを折るよ。
上記「相田みつおの世界」には携帯用待ち受け画面だって完備している。
きみの周りに《みつを配信》な馬鹿がいたら、さりげなく《みつお待ち受け》を見せて、「おー、きみも《みつを》かね!」などと舞い上がったその馬鹿(ああいう馬鹿は仲間が増えるのを喜ぶんだ)を、「いえ私は《みつお》ですが何か?」と崖から突き落としたりして楽しんでみてはいかがだろうか。
俺の携帯? もちろん《みつお待ち受け》だ。といいたいところだが、残念、カメラもついてない前々世代ぐらいのオールド機種なので無理。メールもできない。はやくデジカメとメールと音楽とお財布と定期券と靴べらとグルーミングキットが一緒になっている最新式携帯に買い換えたいです。
話しか
できなくたって
いいじゃないか
携帯だもの
「のだめカンタービレ #14」が発売になったので、さっそく買ってきた。
帯の色違いがあったので、なんじゃろか、と思ったらば限定版で、しおりセット付きなのであった。通常版が410円で、限定版が680円だったかな。一瞬迷ったけど(迷うなおっさん)通常版を買ったわけですが。
なかにはチラシが入っており、6月発売の15巻+マングースぬいぐるみのセットを予約しやがれというのである。マングースのへそを押と「ぎゃぼ」と鳴くんだそうだ。いらねえよそんなもん……ほしくなんか……ないぞ……いらないぞ。
なんというか実に、商売熱心なことでございます。
すでに14巻、関連グッズというかCDまで発売され、知らない人はいない国民的マンガになったわけですが(そうなのか?)、まだ知らないっちゅう人がいたんでざっと解説。
ひとことで言えば、音楽マンガ。といっても決してシリアスではない。それどころかギャグであります。主人公のだめ(野田恵)はピアノ専攻の音大生。福岡から上京し、同じアパートに住む指揮科の千秋真一に一目惚れして……という恋愛コメディなのだけれど、それよりもなによりも「音楽マンガ」。
のだめというぶっとんだキャラクター(変態、と呼ばれている)(もっとも千秋だって相当変わり者だ)や妙な脇役陣もたのしいのだが、とりあえず音楽マンガなのだ、と主張しておきたい。学生時代に吹奏楽や室内楽・管弦楽をやった人なら(バンドでもいい)、なんかこそばゆくも懐かしい香りがしてくるだろうし、そういう経験がなくとも、クラシックが好きならば楽しめることは請け合いだ。
まずは最初の1、2巻を読んでみることをお勧めする。そこでハマれば「ぴぎゃっ」である。なんじゃそりゃ。
大晦日の格闘技は録画して後日みたのであった。
「K-1」のほうが放送時間が短かったのでそっちを先に再生。正式タイトルは「K-1 PREMIUM 2005 Dynamite!!」。盛り上げVTRや選手入場なんかはがんがんとばす。HDDレコーダーの威力がここに(笑)。だって引っ張りすぎなんだもん。
で、もちろん詳細などおぼえてはおらぬ。
曙vs.ボビー・オロゴン。インパクトだけはあったな。そのインパクトのせいで他の試合の記憶がなくなっているのかもしれない。
もうそろそろやめたほうがいいんじゃないかアケボノ。なにやら醜悪な生物(「餓鬼」の絵を思い出したよ。足だけがひょろりと長く、腹から上がふくらんでいて)がぶよぶよとのたうちまわるのを見せられたという感想しかないなあ。押し倒して相手の顔を肉で覆ってしまえば、すぐに窒息させられそうだがそういう戦法はだめなのか。
「PRIDE」なんか5時間ぐらい放送してたぞ。それだけ時間をかけて、試合数は同じなのだなあ、「PRIDE 男祭り 2005 頂-ITADAKI-」。ええと小池栄子が司会やってたのはこっちだっけか。
俳優のヒトがかわいそうなことになっているのを見て、なんだかかったるくなり、とりあえず先に吉田vs.小川だけみて、あとはいつかでいいやと早回し早回し。5時間の最後の10分ぐらいか。壮絶な「引き」ですね。ほう、そうかそうか。
気づいたことがひとつ。
おれ、格闘技にさほど興味ないんだわ。いや、それはちょっと違うか。興味がないわけではないが、テレビ的演出にはついていけないんだな。歳をとってせっかちになったのかもしれないけどさ(老人かよ)。3時間なり5時間なり、テレビの前におとなしく座って、合間合間のVTRやら控え室風景やらを見せられ、タレントのコメントやらやたらうわずったアナウンサーの「CMにつづいて、ついに誰それがッ!」を聞いていられるほど気が長くないんだなあと。
正月のスポーツ番組、あとは箱根駅伝ぐらいでしたでしょうか。でも復路のほうが面白かったんですね。往路しかみてないです。走ってるだけなのに、なぜ見ちゃうんだろうなあ駅伝とかマラソンとか。これまたアナウンサーがバカみたいに喋り続けるようになってきたからうんざりすることもしばしばではあるが。
子供のころは親がマラソンなどを見ていると、「なにが面白いのだこんなもの。ただひたすら走っているだけなのに」と思っていたものだったがなあ。
結論:人間だれしも歳をとる。
「紅白歌合戦」(NHK)
去年の紅白は、いちおう一通りみた。みたというか、つけっぱなしだったというべきか。
総合司会がみのもんた、紅組が仲間由紀恵、白組が山本耕史。統一性のまったくない司会陣。いちおうNHKの女性アナもいたが、誰だっけか、もう忘れている。あまり存在感なかったな。どうせなら加賀美さんあたりを起用したほうがよかったのではなかろうか。もう引退されてますかそうですか。
仲間由紀恵は、ドラマでもそうだけど、司会やってもやっぱり仲間由紀恵でしかなかった。いや、悪い意味じゃなくて。いい意味なのかと問われると困るが。大河ドラマがんばってください。
山本君は「新選組!」と「新選組!!」からの起用でしょう。一生前川清にからかわれるネタを提供しておりましたが、都はるみ呼び間違え事件よりは罪が軽かろう。
正月には手術が待っているというみのもんたが、本番中に倒れることを期待したのは俺だけか。これまた、煮ても焼いてもみのもんたなんだなあと。少なくとも運営というか進行というか、そのあたりはさすがベテランだ(みていて気持ちいいかどうかは別にして)。
で、肝心の歌のほうですが、わはははは、知らない人ばっかりでした。女性ひとり歌い熱唱系の人たちなんか、みんな同じにみえたしきこえた。期待していたエロかわいい(んでしたっけか?)倖田來未は期待ほどではなかったのう。NHKだからしょうがないのか。おー、これが鈴木アミーゴというひとですか歌下手っすね。
そういやアリスが出てたなあ。演歌の堀内がアリスの堀内として出場。みんな生きていてよかったよかった。松任谷由実が上海から中継するも、愛・地球博の歌でつまらん。お祭りっぽくないじゃないか。今さら渡辺美里にまーいれぼりゅーしょん♪とか歌われてもなあ。あれか、スキウタってやつか。俺が子供のころ、なんで日頃のテレビにも出ていないわけわからん歌手が出てるんだろう、などと思ったものですが、その逆の立場になったわけですね。うちの高一の娘が「なにこのおばはん」っていってたのも仕方あるまい。いませんけどね、高一の娘。
結局、モーニング娘。みたいなおおぜいでにぎやかにやるもののほうが紅白っぽいってことでしょうか。ゴリエとかね。バカっぽいけど楽しくてよろしい。熱唱激唱で聴かせるものばっかりだとつまらんのです。
どうでもいいが、ATOK2005ってすごいな。一青窈も倖田來未も浜崎あゆみも一発で変換するよ。モーニング娘。なんてちゃんと「。」つきだよ。氣志團もいちおう第一候補は「騎士団」だけど、ちゃんと次の候補に入ってるよ。
そんなこんなで大晦日も終わりに近づき、トリは天童よしみの「川の流れのように」とSMAPの「Triangle」。おお、中居くんの音痴ぶりに磨きがかかっておる! いい加減なんとかしてはどうだろうか。司会業に専念ってことで脱退して、別のメンバー入れるとか。「荒井注out/志村けんin」みたいな感じで。ドリフかよ。
えー、このSMAPの歌の時が最高視聴率だったそうで、案の定結果は白組の圧勝。SMAPファンというかジャニーズファンおそるべし。
ケータイ投票では1706票差、デジタルTVでは3294票差、会場では470票差がつきましたとさ。デジタルTVっつうのはアレですか、双方向通信のやつですかね。一家につき一票ですよね、きっと。これはもうアレだな、ジャニーズファンの娘が「白組に入れないんだったら家出してやるから」とかいって親を脅迫しましたね。さすがにそこまではしませんわな。「白組に入れないならカレシと初詣いくもんね」ぐらいで。
まあそんなわけで、デジタルTV導入すれば家庭円満という結論でございます。めでたしめでたし。そんな無理矢理な。
全国的に年も明けたようです。おめでとう。
年末はものもらいになってしまってちょっとブルーな大掃除でした。青い洗剤が目に入っただけかもしれないが。
例年年末から正月にかけては、来年はああしよう今年こそはこうしよう、と妄想いや目標を高く掲げるわけですが、なんか、それもなあ。このweblogのデザインももうちょっとなんとかしたい、というような非常にみみっちい目標もあったわけですが、血中アルコール濃度が高くなっているので、どーでもいいや状態。そのうちに。
ぐだぐだしてるばかりじゃ発展はない、と除夜の鐘をならしながらカルロス・ゴーンも言ってましたが(言ってません)、まあぼちぼちと。
とりあえずあちこちに向けて悪態を吐くべくテンションは上げていかねばなりません。今年もどうぞよろしゅう。