November 24, 2004

うれ……しい?

「日本語力」低下 4年制私大、国立さえ… 「留学生以下」お寒い大学生(Sankei Web)

あー、笑った笑った。しかしマジですか。

中学生レベルの国語力しかない学生が国立大で6%、四年制私立大で20%、短大では35%にのぼる

んですか。それはすごい。中学生レベルと判断されてしまうのもすごいが、そういう学生を入学させている大学もすごい。すごいっていうかヤバい。
遥か昔から、最近の学生は馬鹿になった、ということは言われてきたが(古代ギリシャとかエジプトとかでもきっと言われていただろう)、なにしろ、
中学生レベルと判定された学生は、五年前に行われた調査と比較して、国立大が0・3%から6%、私立大が6・8%から20%、短大が18・7%から35%と、数年間で大きく増加している

んだから、もう加速ついちゃってます。5年で20倍(国立)、3倍(私立)、2倍(短大)。国立の伸びがめざましいです。えらくないぞ。


知り合いに、大学で英語を教えてる人がいるんですが、その人の話をきいても、ものすごいことになってるようだし。

記事にはそのテスト問題もいくつか紹介されているんですが、ケッサクだったのがこれ。

 テストでは「憂える」の意味を問う設問で、「中学生レベル」と判定された学生の三人に二人が「うれしい」に音感が近いためか「喜ぶ」を選択。「大学生レベル」とされた学生の中でも正答率は50%にとどまり、文字通り“憂える”結果となった。

「うれしい」と「うれえる」かあ。盲点だったなあ。中学生レベル、と判断された学生の正答率はゼロですよゼロ。
最近、なんで憂鬱の「憂」をつかった名前が多いんだろう(サッカーの馬場憂太[84年生まれ]とかレスリングの山本美憂[74年生まれ]とか)と思っていたんだけど、もしかしてパパとママはウレシイつもりだったんだろうか……。まさか、と思うけれど、この記事を読むとありそうで怖い。

この記事関連のblogなど。
バグがいっぱいバグブログ 11/24
hablog〜紫色のパンダのつぶやき〜 11/24
俺、繁殖して 11/24
津田☆ 11/24数字の怪 ※パーセンテージへの着目がすごい。
ただならぬ気配。 11/24教科:日本語 ヒアリング有 時間:60分
うっかり女のいいかげんにしてちょ!! 11/24日本語力の異常低下

November 11, 2004

また風邪ひいちまったあ

なんだかなあもう。今年はよく風邪をひいてる気がする。こないだは9月ぐらいだったか。やれやれ。

どうしようもないので午前中に近所の病院へ。いま風(なのかどうなのか、よそを知らないのでよくわからないけど)な内装――よくある無機的なリノリウムの床とか安スリッパとかではなく、木をつかったレトロな雰囲気――の個人医院で、だいたいそこで注射を1本うってもらって薬をもらって帰ると二三日で復活するんですが。

今日はずいぶんと混んでいて30分ぐらい待たされました。風邪が流行ってる様子。順番だから、待たされるのはしょうがないんですがね、ほかの患者さんの話し声がうるさくて参った。
ひとりは林眞須美ふうの小太り以上大太り以下の若めの中年おばさん、もうひとりは初老ぐらいのおばさん。初老オバが診察をおえて出てきたら、知り合いであるところの小太りオバに会いました、という感じ。
そこからはもう話す話す。こっちは朦朧としてて、とりあえず静かに待っているのが精一杯な状態なのだけれど、そんなことはおかまいなし。どこそこの病院がいいの悪いのどこそこに新しい家が建ったの建たないの、ご町内の情報をすべて交換しないといけませんという指令でも出ているのだろうか。
かなりあからさまに、手に持っていたジャンパーで彼女ら側の耳をおさえてぐったりしてみせたりもしたんだけど、気がつかない。
15分ほどして初老オバの精算タイムとなったので、ああこれで静かになると思いきや、そのあとまた戻ってきて話を続けましたよ。拷問かよ。勘弁してくれ。
さらに時間が過ぎて、ようやく初老オバ退場。小太りオバもおとなしくなり(ひとりで喋ってたらあぶない人だが)、せき込んだりしてる。あんた、風邪がのどに来てるんだったらあんなにしゃべるなよ……。

ようやく呼ばれて、注射。そのあと家に戻って少し休憩して、午後から出社。えらく汗が出てきたんですが、注射が効いてるせいですよね、きっと。
はやく帰りたい……。

こんなのを発見。

風邪が劇的によくなる料理(GENDAI NET-【ゲンダイ流すこやか生活術】 )

杏仁ナシがうまそうだけど、めんどくさそう。とりあえず薬と栄養ドリンクで生き延びよう。

November 06, 2004

不思議な写真

本多孝好『真夜中の五分前 side-A』『真夜中の五分前 side-B』を読了。ひとつの物語なので、A面B面とかいわずに上巻下巻でいいのに。というか混乱がないのにと思ったり(←「side-A」しか目に入らなくて、A面を読み終えた翌日、あわてて「side-B」を買いに行ったもんでな)。

一気に読ませる、とても良質の恋愛小説でした。いま世界の中心に会いにいきますとかそこらへんで満足してちゃいかんでしょう。こういう本がもっと売れないといかんと思います。とはいえあまり話題になってもちょっと悔しいわけですが。

しかし今日はその感想がテーマなわけではなくて(おいおい)、装幀につかわれている写真の話。



本城直季という人の写真なんだけど、これはなんというか、ミニチュア?
先月、写真展があったようで(ううむ、もうちょっと早くこの人のことを知っていれば見にいったのに)ここ(LAUNE ART/バックナンバー)で作品の一部を見ることができます。
“Lambda Print acrylic resin”とあるんですが、なんのことやら。“ラムダプリントにアクリル樹脂”を塗ったもの? 写真のうえから何か塗ってるとか?
検索してみた。

@Galleryタグボート/現代アートの豆知識によると。

ラムダ・プリント lambda print
シアン・マゼンタ・黄色の三原色を用い、デジタル画像を印画紙に印刷する最高級品質のレーザー・プリント技術のひとつ。

よくわからんがそういうことらしい。アクリル樹脂の上にラムダプリントで印刷したってことなんだろうか。まあいずれにしても、ちょっと不思議で幻想的なテイストの写真です。

上の、LAUNEのバックナンバーでは経歴等はわからない。不親切だなあ。キャッシュを拾ってみるとこんな感じ。

SWEDISH WORLD 〜この世界、ミニチュアなの?〜

ミニチュアなの?と見間違うちょっと不思議でユニークなショット。
見る人誰もがこの景色に見入って、近くに吸い寄せられてしまうスウェーデンの風景写真展。
眺めるだけで、瞬時にスウェーデンにトリップしてしまう”Swedish World”を体験してみませんか?
(中略)
□会期 10月6日(水)〜10月31日(日) 10:30-19:00 無休
□会場 ラユンヌカフェ [ハナエモリビル1F]
□入場無料
□ARTIST/本城直季 Honjyo Naoki
□PROFILE/WORKS
  1978年 東京生まれ
  2004年 東京工芸大学 大学院 芸術学研究科 メディアアート 修了  
  2003年 富士フォトサロン新人賞 奨励賞
  2003年 エプソンカラーイメージングコンテスト スチューデント賞
  2004年 写真新世紀 佳作
  2004年 清里フォトミュージアム ヤングポートフォリオ 収蔵
  2004年 スウェ−デン大使館での「SWEDISH UPDATE DESIGN EXPRESS &MIDSUMMER FAFE」にて写真を展示。  
< 今後の活動予定>  雑誌「広告」「DUNE」「PAPER SKY」に掲載予定。
  コニカミノルタギャラリーにてステアオーグ写真展参加(10/22〜11/1)
□作風 大判カメラのアオリを使用することで実際の景色をまるで模型の世界のように表現

えー、なんの加工もしてないのかよー。と、びっくりしたわけでした。

以下はウェブでみつけた本城氏関連のブログ記事。
nodoca iblog 04年10月20日
フジモトマサルの仕事 04年10月18日
Day, Tea, Atomosphere 04年10月20日
Kickin’ 04年10月8日
Tonotype 04年10月8日

November 04, 2004

がんばれタブセくん

という見出しが明日のスポーツ紙を飾るような気がするようなしないような。

田臥、日本人初のNBA開幕デビュー 7得点1アシスト(asahi.com : スポーツ)
田臥、NBAデビュー/サンズの開幕戦で得点も(四国新聞)
<田臥勇太>日本初のNBA選手 7得点で開幕戦デビュー(毎日新聞)

すげえ……。最初に野茂がメジャーリーグに行ったときもすごいなあと思った(それより前に渡米した人もいたけど目立たなかったし)。中田がセリエAで活躍したときもすごいなあと思った(三浦知良はイマイチだったしなあ)。
その後、多くの野球選手がメジャーリーグに挑戦し、実績を残した。サッカー選手が海外でプレイするのも、そんなに珍しいことではなくなった。
しかし、バスケだよバスケ。NBAですよあなた。しかも2メーター超の大型選手ではなく、わずか173センチだよ。

すごいよ。
有力なポイントガードがいるから、まだ三番手。
それでもすごい。あのジョーダンとかオニールとかロドマンとかがプレイしたNBAのコートで日本人がやるなんて、すごい。

ポイントガードの先発はナッシュで、背番号「1」の田臥はベンチスタート。サンズが大量リードを奪った第4クオーターの残り10分、コートに登場した。中央付近からの初シュートは外れたが、6分33秒にフリースローを2本決めて初得点をマーク。5分には3Pを成功させた。さらにフリースロー2本を決め、計7得点を挙げた。(毎日新聞)

得点もしたんだ。うーむ、見たい。見たかった。
がんばれ田臥くん。NBAのイチローになれ。

November 03, 2004

ナビスコ杯【速報】

FC東京勝ったあ。前半後半延長前半延長後半全部0-0の末PK戦までもつれこみ、FC東京が初優勝。
盛り上がったなあ。どきどきしてしまいましたよ。浦和も東京も、どちらもけっこう好きなんだけど(ヴェルディはキライ)、やはりFC東京に肩入れしてしまった。浦和のほうが強そうだったし、サポーター大勢いたし、FC東京は退場ひとり出してたし、都民だし。
それにしても、どちらもよくがんばったと思いました。

とーほくらくてんごーるでんいーぐるす……って長ぇよ。

日本国民の8割方が思っていたとおり(そんなにか?)、ライブドアははじき出されて、「東北楽天ゴールデンイーグルス」が仙台に設立されることになりましたとさ。
いちいちニュースサイトの記事引っ張ってくるのも面倒くせえや(←なげやり)。
とりあえず「よもよもダイアリィ」をおさえておけば(←他力本願)。


なんなんですかね、まあ、別に天地がひっくり返るほど重大なことじゃないんだけども、ねえ。
ライブドアと楽天と(ソフトバンクも数に入れといたほうがいいか?)、どっちが偉いか正しいか金持ってるかなんてこともどうでもよくて。
もちろん商売として儲かると踏んだから参入を表明したんだろうし。
なんか全体的にどよーんとした、てきとーな感じでだらだら書いてますが。

あー、なんで楽天がイヤかというとチーム名のネーミングセンスが悪いってところかな。
「東北楽天ゴールデンイーグルス」って長すぎだしもたついてる。企業名を入れないくらいの「新しさ」を出してもよかっただろうに。そうしたら、ライブドア派だった人を引き込むこともできたかもしれない(いや、今後がんばって引き込むんでしょうけど)。
どうしても「東北楽天」にしたいなら「イーグルス」だけにしとくべきだよなあ。宮城球場をドームにして、ホテルも作って、当然「ホテル・カリフォルニア」って名前にして……。
逆に、「ゴールデンイーグルス」に固執するなら「東北」だけにすべきだったと思う。「東北ゴールデンイーグルス」ならばまだ据わりがいい。

ま、どうでもいいや、そんなことは。

しかしなあ、せっかく一場という《オーナーキラー》を送り込んで3人もクビ斬ってやったというのになあ。しかも安め。ゴルゴ13より安上がり。
それでもやっぱりツネ坊のカイライだったりするんでしょうかミッキーは。そして、伝統的なプロ野球オーナー業界を守っていくんでしょうか。あの若さで。

いや、それならそれでもいい。っつーか、わかりやすく、そうであってほしい。
そうこうしているうちに日本のプロ野球はどんどんすたれていくんだろうけれど、それはそれでいいような気がしてきた。あるいは、四国リーグみたいな独立リーグが地方にぼこぼこできて、地元でのんびり盛り上がるのが平和でいいようにも思えるし。メジャーリーグもあるしね。

私みたいに、どっかの熱烈なファンというわけでもなければ、野球大好きってほどでもない人間が何をいってるんでしょうか。時代は田臥だよな。すげえよNBAだしさ。スラムダンクってやつ?

おじいちゃんたちが作って、おじいちゃんたちがブチ壊すというのなら、それはそれでいいのかもしれないよ。それなら若い世代が、新しいプロ野球(野球に限らないけど)のかたちを作ればいい。おじいちゃんたちの仲間に入れてもらって既得権益という甘い汁の分け前をもらうよりもね。

ライブドアの社長が、なんか別の面白いことを立ち上げてくれたら楽しいんだけどなあ。うさんくささは別にしても(笑)。

November 01, 2004

最近のあれこれ(加湿器)

というわけで月日の経つのは早いものです。最後に書いたのは19日か。10日間のごぶさたでした。なんかいろいろゴタゴタとありましたな。

ヤンキースは3連勝のあと4連敗しちゃうし、レッドソックスはすんなり4連勝で優勝しちゃうし、台風は来るし地震は来るし、幼児は助かるしお母さんお姉さんは死んじゃうし、若者はイラクで殺されるし、牛とか錦鯉とかはどうなってしまったのかわかんないし。

そうこうしているうちにすっかり寒くなってきちゃいましたよ。空気もばりばり乾燥してるし。あっという間に冬っぽいムード。
というわけで買ってきましたよ。


加湿器。
前のがダメになっちゃったんで、今シーズンは新兵器を投入することになったんでした。
事前調査は万全……てほどでもなく、まあ適当に。
で、有楽町のビックカメラに行ってみると、あれこれありますなあ。電気代のことを考えるとハイブリッド方式というのがナウい(死語)ようでしたのでそれを中心に検討。安いスチーム式のなんか2000円代からあるのに、ハイブリッドなマシーンは1万数千円。おそるべしハイブリッド。最先端だな。

でもなんだか展示されてるやつが、狙っていたのと同型のビックカメラ提携商品(っていうんですかね。カラーバリエーションがあったりおまけ――炊飯器のしゃもじ立てとかね――がついてたりっていうのがあるんです)がありまして、ほぼそれに決定。
説明をみると、掃除の手間が従来品よりかからないとかだったので、それを買ってきたっす。
これ(FE-05KLZ )のビックカメラバージョン(黒)にしました。1万6千いくらか。Blog検索してみたら、札幌のlucyvanpeltさん(Gossip Pop)もご購入なさってるようです。ほかには同じ機種っていうのは見当たらなかったなあ。
Amazonには去年のモデル(FE-05KLY)しかないようですね。しかも在庫ぎれだし。

持って帰ってさっそく開梱。タンクに水を入れて(洗面所だとタテにできないから満水にするのが大変です)スイッチオン。
スチーム式だとボコボコいって、そのうち蒸気がもわーっと出てくるんですが、ハイブリッド(しつこい)なのでそんなことはない。これは水(をしみこませた何か)(←何かってなんだよ)に風をあてて(一生懸命加湿したい場合は温風をあてる。その場合はヒーターで暖めた風。省エネならヒーターを使用せずに室温の風)気化させて、空気を加湿するという仕組みなのだ。カタログをみて学習しました。
そんなわけで、熱い蒸気じゃないからやけどしなくて小さいお子様のいるご家庭でも安心です。しかも電気でお湯わかして蒸気を出すわけじゃないので電気代も節約できます。商品自体の単価は高いけど長い目で見ればお得ですわ。ということらしいですよ奥様。マイナスイオンも出るっぽいです。出るとどうスバラシイのかはこれから勉強します。

ただ……あの「蒸気もわー」がないのはちょっと物足りないですな。あれがあると、いかにも加湿してますもう部屋中じっとり加湿してますこれでもかというばかりに加湿してます、って感じで、そうかそうかがんばって加湿してくれよ水がほしければいつでも言ってくれおかわり自由だぜ、と言ってやりたくなるんですが、ハイブリッドくんは物静かで(いや、音はしますけどね)、さりげなく加湿してますもうボクのことは気にしないでくださいよもちろん命じられた仕事はしっかりやります、というヤツなので、ったく最近の若者は覇気がねえなあ、と居酒屋でクダ巻いてるオヤジみたいになっちゃいます。
加湿器の実感が失われてるというか。加湿相殺っていうんですかね。ほら居酒屋のオヤジになっちゃった。

しかもだ。
湿度センサーみたいなのが、現在湿度を(10%単位で大ざっぱですが)表示してくれるんですが、70%の赤ランプがついてるでやんの。なんだよ加湿器まだいらないじゃん。
というわけで、まだ彼の実力を知るまでには至っておりません。はやく乾燥しないかなー。なんか本末転倒でしょうか。

ちいさな新札

大きなお世話、か。でも偽札防止がすごいことになっちゃってるようなのでしょうがないのか。

新札登場、野口英世と樋口一葉も 銀行窓口なら昼前に(asahi.com : 経済)

昼前にはというのは窓口だったのですね。せっかく午後にキャッシュコーナーにいってお金を引き出したんだけどなあ。いつものお金でした。悔しいので使い切ってやる。嘘ですが。