てなわけで、4回にわたって注目したあとは放置しておけばいいやと思っていた朝日新聞テレビ欄「試写室」コーナーなんですが、新年になってみると新たなる事実が発覚したのですよ。
こりゃあレポートしておかねば、と思った次第です。
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筆者の名前がフルネームで記載されている!
昨年11月にピックアップしたときは、漢字一字(カタカナもあったっけかな)だけがサイン代わりにあったわけですが、1月3日から8日の「試写室」はすべてフルネームで執筆者の名前が明記されている。ことし最初の原稿はフルネームで、二回目以降はまた漢字一字になるのかな。
それにしても漢字一字に比べると、ちゃんと人間が書いているのだなあと実感できて、なかなか楽しいです。
ちなみに、1/3「できるかよ!秘湯編」(朝日)は浅井義貴さん、1/4「新春サルヂエ大決戦!芸能界なぞなぞNo.1!!」(日本)は雑崎徹さん、1/5「水曜プレミア『夏目家の食卓』」(TBS)は加来由子さん、1/6「離婚弁護士スペシャル」(フジ)は羽毛田弘志さん、1/7「きよしとこの夜」(NHK)は西秀治さん、1/8「新春ドラマスペシャル『負け犬の遠吠え』」(日本)は岩本哲生さんとなっております。
あの試写ビデオを持ち帰り自宅で「どっちの料理ショー」を観賞した西ちゃんの本名は西秀治さんだったのですね。人類の将来に思いをはせるガンさんは岩本さんなんですね。(来)さんは加来さんかなあ。(志)さんは羽毛田さんでしょうね。ほかの人はまだわかんないけど。
みんなみんながんばって、今年も楽しませてください。
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試写室筆者たちはれっきとした記者だった
いったいあのコラムはどういう人が書いているのか、よくわからない。文化部とか芸能部とかそういうセクションなんだろうか、と第1回目に書いた。
それが、ひょんなことでわかった(ような気がする)んですよ。
昨年来、世間を騒がし続けてきたNHKの不祥事、そしてそれに端を発した受信料支払い拒否の流れと会長の辞任要求騒動。
1月7日の朝刊では一面を「海老沢NHK会長辞任へ」という記事がトップを飾り、予算が成立する3月には辞任するかも、と報道している。
はたして本当にそうなるのか、どうも不透明だったりもするんですが、しかし問題はそんなことではない。その一面の記事を書いた人が(私にとっては)重要なのである! その名は「羽毛田弘志」記者。さらに関連する社会面の記事の末尾には「羽毛田弘志、雑崎徹」の名が。そう、いずれも「試写室」の筆者でもあるのだ!
そそそそうだったのかっ!
彼らは日がなテレビを見ているだけではなかったのだ(当たり前です)。放送業界や芸能界(たぶんそこらへんも担当しているのでは)に事件があれば、とんでいってちゃんと取材して記事も書くのですよ、みなさん。そうじゃないと思ってたのは俺だけかもしれんが。
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ガンさん健在
上にも紹介したとおり、あのガンさんが1月8日のドラマ「負け犬の遠吠え」について書いている。酒井順子のエッセイをドラマにしたものだ(日本テレビ、出演:久本雅美、大塚寧々、鈴木杏樹ほか)。
どうってことないドラマのようだし、見る気も起きないわけだが、しかしそんなドラマ紹介にもガンさん節は健在であった。最終段落はこの一文で始まる。
愚痴っぽくなかったので、もうすぐオスの勝ち犬になる33歳の筆者も気楽に楽しめた。
わーい。
ガンさん結婚するんだあ。ガンさん年齢カミングアウトだあ。どっちも訊いてないけど、ガンさん勝手に勝利宣言ですぅ。
しかし33歳と知った上で、昨年ピックアップしたガンさんコラムを読むと、また違った味わいがあるなあ(笑)。
だが、そんなに簡単に《もうすぐオスの勝ち犬になる》なんて言っちゃっていいのか。原稿の中にも《「負け犬」とは、30歳以上で未婚、子どもがいない人のこと。》と定義しているくせに。はっ、もしかしてガンさん、出来ちゃった結婚ですか!? いや、まあガンさんは、男の場合は結婚してりゃ勝ち犬だ、って思ってる可能性のほうが高いか。
それにしても全国紙(この「試写室」が載ってるのは関東周辺だけかもしれないけど)で自分の結婚を発表できちゃう神経は称賛に値する。今年もこの調子でガンガンとばしてください。
(期待度 ★★★★)
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(2005.1.9)
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