人名漢字案、批判集中の数十字削除へ 「糞」「屍」など(asahi.com : 社会)
あはは、やっぱり。
法務省にとどいた意見のうち600通以上が「一部の漢字は名前にふさわしくない」というものだったそうで。やべっ、と思ったかどうかは知らないが、
反対意見が多かった漢字のワースト5は、「糞」「屍」「呪」「癌」「姦」。法務省は、市民の意見を尊重し、批判が集中した数十の漢字を削る方針だ。
なんだそうです。
法務省に対しては、「人名漢字追加案」としてるんだから、人名にふさわしいかどうかを考慮せずに、ただ頻出する漢字を追加しようというのは変じゃんか、という文句があります。文句っつうか呆れて脱力して笑ってしまうというか。ようするに戸籍に使える文字を増やしましたよ、とアピールしたいだけなように見える。
一方で最近の親に対しては、別に糞だろうが呪だろうが、そんな字を子供につけなければいいだけの話で(悪魔とつけようとした親もいたことだし)、常識の問題なわけで、追加漢字案に「あれがナイ!」というならまだわかるが「これがアル! はずせ!」というのもちょっと違うような。
このへん、微妙なんですけどね。
と思ったら「週刊文春」で高島俊男さんがこの問題を取り上げていた。だいたい私の考えかたと重なっていたので安心しました。
高島先生の記事では、しめくくりの
いづれあとで一字ごとに検討を加えるにしても、とにかく一度は正字
に戻すべくであろう。
に深く感動しました。
Posted by: P柿 : July 9, 2004 05:35 PM正字もいいんだけど、一番キモチワルイのは、わけのわからない「読み」だと思いますです。ああいうのは市役所で却下してはどうか。無理ですねきっと。