「話をしたい」という古田に、渡辺オーナーが「無礼な」 (asahi.com : ニュース特集 - 球団合併問題)
このじいさんは何を考えておるのか。
ええと、古田君(選手たちの労働組合のトップ)が、今回の合併・1リーグ制移行問題などについて(通常の交渉相手である球団代表とかではなく)オーナーたちと話し合いしてもいいかも、とか言ったわけですね。
そしたらおじいさんが、
「無礼なことを言うな。分をわきまえないといかん。たかが選手が。立派な選手もいるけど。オーナーと対等に話をする協約上の根拠はひとつもない」
ですと。
あははははは……ふう。
おまえは大名か。
江戸時代、ふつうのお侍さんなんかは大名と直接話なんかはできなかったわけですね。仮になにかご下問があって呼び出されたとしても、ずーっと下を向いたまま。言葉も直接は交わせなくて、家老だのなんだのの側近がいちいち通訳してくれていたわけです。
このじいさんのメンタリティはそのへんにあるんじゃないか。自分は身分が上、選手たちは下、俺が雇い主、おまえら使用人、丁稚、奉公人。俺のいうとおりに動けばいい。自己主張するな。文句があるなら馘だ。そういうことですわな。
そういえば労使交渉に選手が代理人を立てることについても文句言ってたね。
こういう人が権力を握っている限り、未来は暗いことは確実ですね。幕末から明治維新の流れに似ているような。いやそれは最近俺が司馬遼太郎をよく読んでいるからってだけの話か。
はたして革命は起きるのか起こらないのか。
もっとも、あれだけ年金だのなんだので好き勝手をやられても(年金制度云々よりも、官僚――公務員――が私腹を肥やしたりひたすら優遇されたりしても、っていう意味で)暴動にならない国だから、なにも起こらないのかもしれませんが。
spo-takaさんのスポログによれば上の記事は「Yomiuri On-Line」には見当たらないとか。私も探してみましたが……確かにないようですね。最新記事は「
お身内では「またまたおじいちゃんがわけわかんないこといっちゃってるよまいったなー」とアタマ抱えてたりして。まあそう思ってるならお身内のかたになんとかしてほしいところですが、これまた殿様といっしょで周囲に進言できる部下はおらず(いたらすぐクビを刎ねられるんだろうな)、ひたすらゴマをすって出世しようと懸命なのばかりが取り囲んでいる、という漫画のような図式が思い浮かぶわけですが。
お暑うございます。
節度があるのはむしろ選手たちのように感じます。
例の社長は思いっきり爆発しているようです。
“口癖は「老人抹殺」”
「年寄りにいつまでものさばってもらっては困る」
「(年寄りは)合法的に、社会的に抹殺するしかない」
「アンタたちみたいに、無意味に年とってないんだ、こっちは」
以上、週刊ブンスンより。ちょっと涼しくなりました。
TB & ご紹介ありがとうございました
リアル(?)読売新聞は未確認なのですが、
報知新聞には、2段、計24行のベタ記事扱いで「無礼だ」記事が
紹介されていました。
ちなみに日刊スポーツでは、「突っぱねた」、「語気を強めた」と
なっている氏の口調の描写は、「…と一喝」と、
まるで厳格なお父さんを紹介するような表現でした(笑)。
>P柿さま
選手たち、がんばってますね、地味に。ファンも経営者ももちろん「関係者」なんだけど、選手はなにしろ当事者だもんねえ。
>spo-takaさま
阪神が反対、したと思ったらまたなんだかわけのわからない展開で……。
いっそのこと1年ずつ巨人と、巨人のいないリーグの最下位を入れ替えるってのはどうでしょうかね。弱いところはずーっと巨人戦がなくてみんな必死になるという……。