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2003/5/1 (Thu) メーデー

ワゴン2台到着。CPUを入れるやつと、ふつうの引き出しキャビネット。前者は日本製、後者はイタリア製。日本製のもののほうが構成はシンプル(単なる箱。前面はあいているが)なのに手間がかかる。各面となる板がばらばらで、それらを箱の形に組み立てなくてはならない。いっぽうイタリア製のほうは、ほとんどできあがっており、あとは引き出しの取っ手とかキャスターを取り付けるぐらい。イタリア人にもつくれます、ってことかなあ。
こんなところにも国民性があらわれる(ほんとか?)。

2003/5/2 (Fri) 角が立ちます

28カ所のカドがある新型消しゴム、コクヨが発売
http://www.asahi.com/money/products/TKY200304220090.html

5月2日発売っつうことは今日ですな。
ちょっと欲しいような気もするが、おそらく使い勝手悪いだろうなあ。しかしよくこんなものを考えたのう。

世間ではタマちゃんとか白装束とか。そういえば新聞は「白ずくめ」が多くて、テレビは「白装束」が多いですね。装束というより白衣だからなあ、あれは。白ずくめが正解かも。しかしわれらがNHKはかたくなに「白い服の集団」としているのが愉快です。

2003/5/3 (Sat) おえおえ

目当ての店がいっぱいだったので初めての店に入ってみた。Cというこじゃれた“おばんざい居酒屋”だ。なんだそれは。
うすぐらい店内、ギャル好きのしそうな間接照明、全面お座敷の掘りごたつ式カウンター。まずは生ビール。ブラウマイスター。クリーミーな泡がすばらしい。なんともすばらしい。この店でいちばんすばらしかったのはブラウマイスターだ。キリン万歳。
あとは……。
武士の情けだ聞くな聞いてくれるな。
乾いた刺し身に電子レンジ加熱の小皿もの、馬のしょんべんレベルのダメワイン(そもそもワインを頼むのが悪いんだが)、しかも高い。村さ来・天狗のほうがコストパフォーマンスはいいぞ。まあこれも勉強。野良犬に噛まれたと思ってあきらめるしか。
口直しにバーD。さんざっぱらCの悪口をいってうっぷんを晴らす。同情したI氏がRobert Mondavi“Napa Valley Moscato d'Oro”(2000)を一杯ごちそうになる。なんか、ものすごいもののような気がするんですけど。甘いんだけどうまい。こういうワインがあったのか。しかもカリフォルニアで。発見でした。
で、調子にのって飲み過ぎてちょっとダメになってしまった夜でした。いやこれはDの酒が悪いんじゃなくて、Cの料理と酒が悪かったせいですもちろん(それ以前に自分のせいだとは思わないのか俺よ)。

2003/5/4 (Sun) ぼー

夜中と明け方に1回ずつ吐いて、なんとか回復。気分はオッケーなんだが、しかし体調が思わしくない。だるい。トシですかそうですかはいはい。
一日家でごろごろ。掃除したり掃除したり掃除したり。

2003/5/5 (Mon) ベニー・グッドマン物語

DVDで「ベニー・グッドマン物語」(The Benny Goodman Story, 1955)をみる。短いバージョン(日本公開版なのだろうか。そのへんの解説がないので困る)で。今度長いバージョンでみてみよう。
音楽家のサクセスストーリー(+恋愛話)でよくあるパターンなんだけど、でもいいよなあ。でも、というか、だからこそいいのかも。みてて安心できるし。なんのスリルもサスペンスもないし(笑)。「グレン・ミラー物語」みたいなかなしい終わりかたじゃないのもいい(「グレン・ミラー物語」も大好きなんだけどね)。「グレン・ミラー」「五つの銅貨」「ベニー・グッドマン」、ほかにこの手の映画はありませんかね?

2003/5/11 (Sun) みしみし

二回続けて地震が来るとちょっと、っつうかかなりイヤ。
わが「グランメゾン・ヤスヴスィン」の勉強部屋の壁は、通販で買った最高級薄型本棚(スチール製)でほとんど覆われている。天井に突っ張って固定する方式のやつだ。しかしその“固定”が問題なのであった。
組み立てて立ち上げてねじをいっぱいに回して天井が抜けるほど固定する。そこまではいい。しかし本棚には本を入れなければならない。入れないで済むならこれほど安全なものはないのだが、どうあっても入れなければならない。否応なしに入れなければならない。
というわけで入れる。本を入れる。本しか入れない。順番関係なしに入れる。とにかく入れる。するってえと本棚が重くなる。当然だ、本は重い。500ページ3グラムなどという本を作ってくれたら買うぞ。しかしそんな本はない。かくして本棚は沈む。沈むと、突っ張っていた相棒である天井とのあいだにすきま風が吹く。仕方がない。コンビというのは長続きしないものだ。が、この場合、すき間が1ミリであれ100ミリであれ大差はない。固定されていない限り、地震によって倒壊する可能性は格段に上がる。ってゆうか多分倒れる。震度5ぐらいになったら倒れる。そうすると、たまたまそこでパソコンに向かっていた場合、俺の後頭部に直撃する。そうすると痛い。かなり痛い。いやもしかすると痛いとかいってられないかもしれない。そのままあの世行きかもしれない。

ダック!の練習をしなくてはならない。ドナルドじゃなくて。

2003/5/13 (Tue) こんなに大きくなりました

朝日新聞の家庭欄(かな?)に、企業が新入社員がやめないように保護者会を開催したりしてるという記事。アホかとバカかと。
ようするに、入社してもすぐやめちまう若者が多いので、入社前に(現実を見せるために)研修させたり、入社後も恩師だの保護者だのを呼んでつなぎとめようということらしい。なんだかなあ。中卒だというならまだね、保護者や教師っつうのもわからないでもない。未成年だし。子供なわけだからね。
しかし、大学出て就職して、親を呼ばれてもな。バカにすんじゃねえってその場で辞表出すぞ俺なら。記事には大卒新入社員なのか高卒新入社員なのかはっきりとは書いていない(妙な遠慮してんだろうな。バカめ。重要なことだと思うぞ。その違いは大きいぞ。まあ普通だと18歳か22歳かってことになるが、未成年と成年だからな)。高卒だとしても、まっとうな(ちゃんと働いて食っていかねばならぬ、という意識のある)人ならふざけんなって思うのではないか。しかし記事は全体に好意的であった。かに道楽では、新入社員が給仕をして保護者にかにを食わせて、「あの子がこんなに立派になって」(安手のドラマかコントみたいだ)と涙ぐむ母親もいたとか。冗談じゃなくてそう書いてあるんだってば。
ああ、ひさしぶりにバカな話を読んだぞ。あらためて「ばかコレ」のターゲットにしようっと。

2003/5/16 (Fri) 客の礼儀

これも「ばか」ネタに使い回せそうだけど。
レストランでね、女の子ふたりのペアが食事してたんですよ。女の子っていうには歳くってたかな。そんなに安い店でもなかったしね。
私が彼女らの隣の席に案内されたときは、テーブルの上に温野菜のなにかが載っており、それをちまちまと食されておりました。料理の量が多い店なので、まあだいたい前菜一品とメインを一品で充分という感じ。私はイサキをつかったサラダ仕立ての前菜と、ホロホロ鳥のローストを注文。まあ楽しく食事をしていたわけです。
で、ふと隣を見ると、当然のことながらメインが来ている。ひとりの女子は普通に食べているんだけど、もうひとりはまったく手をつけていないんですよ。びっくり。喧嘩売ってるのかなあ。売ってるんだろうねえ。すごいなあ。すごいねえ。そんな会話をアイコンタクトだけで同伴者と交わしたりしてました。自分たちの会話に集中しろって言うかもしんないけどさあ、やっぱり気になるよあれは。
お店の人も当然気になるでしょう。気にしなきゃ嘘だ。「お口に合いませんでしたでしょうか」って訊きに来ますわな。返事はよく聞こえなかったけど、おなかがいっぱいでとかなんとか答えてた模様。

それはいかんでしょう、と私は思いました。体調やその日の胃袋のぐあいなんかで、一食まるごと食べきれないということもあるかもしれない。でも、まったく口をつけないというのはどうか。いつ、おなかがいっぱいになったのか知らないけれど、前菜の時点でそうなったのなら、そのときになにか対処できるんじゃないか。前菜を残すとか(残してたのかもしれないがわからん)、メインをキャンセルするとか、量を減らしてもらうとか(しかしそれもなんだか失礼だな)。
客だからなにしてもいい、っていうのは貧しいと思うんですね。金を払うんだから、適当に注文し、食べられないものもテーブルに並べておいても許されるとは思えない。だったら自分の家でそういうことをすればいい。ケータリングサービスで高級な料理を配達してもらい、それを並べて悦に入って、食べきれないものは生ゴミとして捨てればいい。それは個人の勝手だ。
しかしそれを店でやっちゃいかんでしょう。
いや、喧嘩してるんならいいけどね(よかないです)。喧嘩なら、はっきり「こんなもん食えるかバカ野郎、ざます」と(周囲に迷惑をかけないように)抗議をして主張すればいい。ただ腹がいっぱいだから、ってそりゃあんた幼稚園児の言い草でしょう。
というわけで、つい注目してしまったがために、なんかイヤな気分になりました。

でも、お店の人も、ちゃんと鉄槌を下してくれたのでヨシとします。どんな鉄槌かは秘密。周囲の客はみんな陰ながら万歳三唱してたと思いますぜ。鉄槌ではないか。ごく普通の対応でした。でも、フツーの人間なら恥ずかしくて二度と来れないよな。まあフツーじゃないからあんなことができたわけなんでしょうけどね。そのバカOLは気がつかなかったかも。ってことは、また来るんだろうか……。来なくていいよ、もう。

2003/5/17 (Sat) 客の箸づかい

今日の昼ごはんは蕎麦!
蛭酒は、うわあそんな酒はイヤだテキーラに芋虫が入っているのとおなじくらいイヤだ、そうではなくて昼酒。
もとい。
昼酒は効くなー。ういー。
冷酒2合。ぬた。あい焼き。青じそ切り。せいろう。うまいっす。たまらんっす。づるづるー。すっかりいい気分になりました。

ふと顔を上げてご相席のカップル様をみる。ふたりとも箸のつかいかたがすげえ。俺だってそんなきっちりしてるわけじゃないけど(意識もしてないけど)、これはすごい。なんかの教科書に(こういう箸のもちかたはダメの例として)出てきそうな。握り箸っつうんですかね、ドラえもんが箸つかってるようなもちかた。あんな感じです。
まあねえ、これは別に人に迷惑かけるわけじゃないから、非難することもないんですが。でも、もっとスマートに、きれいに食べたほうが美しいと思うんだけどなあ。ハタチ過ぎたら所作にもカッコつけたいものです。

2003/5/20 (Tue) 蒸し暑い

なんだか梅雨みたいですなあ。奄美大島が梅雨入りしたというニュースは先週ぐらいでしたか。このままなしくずしに梅雨なんだろうか。ちょっといや。

2003/5/25 (Sun) お子様ブランドは電気ウナギの夢を見るか

夕食後、うとうとしてしまい、気づいたら11時すぎ。「EZTV」にチャンネルを合わせると、じつにじつにいやーな特集が。ガキ様ブランド狂いのバカ親物語。女子小学生に人気のブランドがあって、ものすごいことになっているという。Tシャツ1枚に7000円とかもう見てらんない。
で、子供が欲しがっているだけかと思ったら、母親が着せたがったりもしていたりして。2組の母娘が紹介されたのだが、埼玉の大きな家に住むペアがすごかった。あれ、娘をタレントかなにかにしたいんだろうな。スカウトされるのを待ってる雰囲気。攻めの姿勢でガキファッション誌の路上ロケドサ回り。よくやるよまったく。37歳の母は33歳の父を完全に支配下においており(だって旦那の小遣い2万円なのに娘の洋服1日で6万とかですぜ。かなしいのう)、まあ自分がパートで働いて稼いでいる金なんだろうな、文句は言わせないわけです。
あげくにお母さん、幼少時に自分がいじめられたとか滔々と語りだし、涙なみだの物語です。それと子供の衣装に金をかけて飾り立てることにどういう関係があるのか、アホなわたしにはわかりませんですよ。その前にやるべきことがあると思うぞ、お母さん。あの番組見ていた人間の9割はそうつっこんだと思う。
娘にとってはいい母親なんだろうか。母親が早朝から自動車工場のパートに出て、ユニクロの1000円の洋服着ていて、じぶんは高価でかわいい洋服買ってもらって、友達からうらやましがられて、彼女は幸せなんだろうか。当たり前だと思うんだろうか。そういう判断基準をじぶんの娘に植えつけることが、両親にとっては「子育て」であり「家庭教育」なんだろうか。
いや、そんな理屈っぽい話ではない。ただ、あのレポート映像を見て、どこか病んでる、と感じた。っそれだけだ。

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Akiary v.0.51