スピードを競うわけです、会社登記とか不動産登記とかの。登記オリンピック。
まあそれはそれとして(どれ?)、盛り上がってますなトリノオリンピック。嘘ですけど。メダルラッシュですもんね外国の。広告屋さんスポンサー屋さんテレビ屋さん盛り上げすぎでしたね。金銀銅メダルざっくざっく獲れそうなこといっちゃって、ねえ。
でも、今回はメダルなしでいいんじゃないかと思ってしまう私は非国民? ちょっといろんな意味で勘違い続出しすぎだと思うので。もちろん日々の鍛錬や努力をつづけてきた選手たちが、結果を出したいと思うのは無理ないけどさ。それでも、ここらでちょっとクールダウンすべきではあるまいか(冬季なだけに)。選考のうさんくささ、各種規定や採点方法の曖昧さ、勘違いしちゃってる選手の人(わっはっは)、そこらへんまとめて、落ち着けと。
五輪は商売なんだから(昔はアマチュアの祭典だったのにねえ)、そこに利権がからんでくるのは仕方がない。仕方がないが、美しくない。美しくなくてもお金もらえるほうがいいもん、という人はほっとけばいい。だけど、せっかくなんだからキレイにやってほしいじゃないですか。メダルとれなくてもさ。
そうはいっても、くやしかったというか惜しかったのは500mスケートの及川くんと岡崎さんでしたか。共に4位。しかし、3位との差が0.13秒とか0.05秒ってなに。0.05秒って、どんな時計で計ってるんですか。観客がくしゃみしたらその勢いで逆転しちゃうぐらいではないですか。5人がかりで背中から「ふ〜!」って吹けば、それくらい、ねえ。おそろしい世界です。
そんなわけで、日本がイマイチであったとしても、世界レベルのスゴい人たちを見るのはなかなか楽しいです。
スキーはやっぱり滑降です。誰ですか「格好いいからね」とかいってるのは。回転大回転もいいけど、やはり滑降。しかしわからないのがスーパー大回転。どこのスーパーが開店したのかと思いましたよ。
リュージュも速いですな。どういうテクニックで差がつくのかよくわかりませんけど、速いということはわかる。記録が小数点以下第3位の単位ですぜ。テレビで見てたら時速120キロとかそんな感じですよ。生身の人間が。
しかしいっぽうでは、全然速さを競わない競技もあって。フィギュアスケートみたいに芸術点とかを競うわけでもなく。いったいそもそもこれはスポーツなのか。体力というか身体能力はどれくらい勝負に影響するのか。
カーリング。
謎です。
スポーツじゃねえだろ、これ。氷上のチェスとも呼ばれているらしいが、日本人としてはこれはやはり「氷上のおはじき」と呼びたいですよ。
でもね……おもしろかったんだよ。けっこう真剣に見ちゃいました。
あの、それこそ数グラム単位での力の入れ方抜き方や、これアタマおかしくなるんじゃないかとさえ思える精神力。それに対して、なんかのどかなシャカシャカ氷を磨く風景と「ふぉー」だか「ひょー」だかのかけ声(「ウォー」だそうですが)。あの落差がたのしい。
日本代表は現在2試合を終えて、1勝1敗の5位。10カ国の総当たり戦で、上位4チームまでが決勝トーナメントに進出できます。まだあと7試合あるのでがんばってください。
いや、これなにを頑張るんですかね。集中力なのか、やっぱり。氷みがきテクニックも重要なんだろうなあ。