脚本だけ読んで面白いというドラマは、あんまりない、と思う。でもまあ脚本家の別の作品を見ていると――それが有名な人で特徴のあるせりふ回しだったりすると特に――なんとなく雰囲気がわかったりもする。
ある脚本家のドラマをチェックするようになって、過去のホンを読んでみたりすることもある。で、悩むわけだ。これ、みたい。でもDVDを買うほどのものなのかどうか。連続ドラマであればボックスになっていて、ずいぶん高くつくことになるわけで。
宮藤官九郎『ぼくの魔法使い』(角川書店 1600円)
2003.7.10初版、2003.8.5第2刷。連続ドラマシナリオ。放映は2003.4.19〜7.5(日本テレビ系)。
そろそろ文庫になるのかもなあと思いつつも購入。
超馬鹿ラブラブカップルの奥さんのほうが、記憶塾塾長のおっさんと〈入れ替わって〉しまうというのがメイン・アイディア。奥さんが篠原涼子でおっさんが古田新太。ああ、これ見たかったなあ。台詞もおかしいんだけど、やっぱりきっとビジュアルがおかしいんだろうなあ。“みったん”(カップルの旦那のほう)とか、よくわからない役者さんだと想像もつかんし。
てなわけで、 DVD-BOXを買うべきなのかどうか、今日も悩むのである。近所にレンタルビデオ屋がないのがつらい。