January 26, 2005

官営結婚相談所

少子化対策に結婚相談業支援も 経産省が研究会(asahi.com : 経済)

ごくろうさまなこってす。
いや、別に経産省が結婚相談所をやるってわけじゃないんですが、結婚相談事業を支援しましょうかってことらしいです。

産業を活性化させることで、未婚化、晩婚化に歯止めをかけるのが狙い。

なんだそうです。アホか。
結婚相談所ガンバレ、っていったら結婚するヒトが増えますかね。子供つくるヒトが増えますかね。

なにより《少子化対策の一環》というのがキモチワルイ。
国の繁栄のため出生率が上がらないと困る(ほんとは税金払ってくれる人口が増えないと困る)、そのためには結婚する人を増やさんといかん、じゃあ結婚情報サービス業を支援すっぺ。
アホか。

ほんとに子供増やさないといかん、と思っているなら、子供を産みたい人を支援したらどうか。出産費用を大々的に補助するとか、児童手当を値上げしてさらに第一子からにするとか保育園の充実とか。
だいたい、子供産みたくてしょうがないけど相手がみつかんないから結婚相談所へ、って人は少ないんじゃないでしょうか。あはは、大きなお世話だな。

いっそのこと「官営結婚相談所」でもやればいいのに。相談所じゃだめだな「紹介所」「斡旋所」だな。ハローワークじゃなくて「ハローマリッジ」。書類いっぱい書かされんの。
「いや、あなたね、この年収とこのルックスでそれは無茶でしょう」
とか言われたり。ほっとけ。


関係ないが(いや、あるけど)『子どもが減って何が悪いか!』(赤川学著/筑摩書房/ちくま新書511)という本が、ちょっと面白かった。統計学の話なので理解はあんまりできてないんですが。「男女共同参画」というものが本当に必要なのであれば(必要なわけですが)、それは少子化対策云々ではなく実現されるべきである、という論(今、手元にないのでうろおぼえ)にはもっともだと思いました。

しかしまあ『産んではいけない!』(楠木ぽとす/新潮社/新潮文庫)みたいなおそろしそうな本も出ていることだしな。まだ途中までしか読んでない。文章というかギャグが下手でつまらんのよ。出産・子育てって大変なのよアナタ大丈夫できるのオットは協力してくれるの舅姑親戚問題も勃発するわよ世間は冷たいわよ、と畳みかけてくる感じは先輩風吹かせてるっぽくていやらしくていいんだけどねえ(ひねくれすぎ?)。

いずれにしても、経産省じゃなくて厚生労働省ががんばるようなことだと思いますがね。

投稿者 percent : January 26, 2005 02:49 AM | トラックバック (0)
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コメント

ひゃはは! あいかわらずピントはずれなことばっかしく
さってますな。税金返せって言いたくなるよね。
そもそも結婚と少子化問題を直結させているところが安直。
いつの時代だよ。

Posted by: P柿 : January 27, 2005 04:11 PM

てっとり早く出生率を上げるには……。

その年に生まれた子のなかから抽選で1名さまに1億円プレゼント!
1名じゃダメかな、10名さまぐらいかな。出産を宝くじにしてしまう。もちろん、親が当選金を持って逃げてしまわないように子供の名義で、子供が成人するまでは使えない。無事成人したら、親子で5千万ずつ山分け(笑)。

どんなもんでしょうか。

Posted by: ぱと : January 28, 2005 06:04 PM
まあ気楽にコメントしてくれたまえ。もうしわけないが、スパムが多すぎなのでコメントは管理者の承認後、掲載される。まあ気長に待ってくれたまえ。









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