は洗ってから着用しましょう。という話ではなくて。
東京・大田区議 海外視察報告書で無断引用(よみうりテレビ ニュース&ウェザー)
この大田区の鈴木区議が海外視察に行って報告書を書いたのだけれど、そのなかに大学の先生の論文丸写し部分があった、という話。テレビで報道されていたときは開き直ってましたが、この区議さんも「引用」がなんだかわかってなかったみたい。
鈴木区議は取材に対し、「この文章は引用しましたよ、インターネットを調べて」「確かに『一字一句同じだろ』と言われれば、確かに引用しているのは引用しているんだから、似ている部分はあるけれども、私の視察の報告書の目的としては、視察を通して私が区政にどういう風に生かせるのかという話をきちっと書いている」と述べ、勝手に引用した事実を認めた。
というかこの記事もイマイチわかってないみたいだけど、まあそれはさておき。
基本的に「引用」というのは勝手にするものであって、元の論文を執筆した先生に了解を得る必要はない。つまり前にも書いたけれども、
という条件を満たしていればいいのだ。というか条件を満たしていないと「引用」とはいわない。それは「盗用」。どうも“無断引用”という意味的にはあり得ない語が一人歩きしてしまっているみたいだけれど。
さて今回の区議の場合、1番目と2番目の条件は満たしている(のでしょう。原文を比較したわけじゃないけど、レポート水増しのための丸写しじゃないと推定しておきます)。ところが、3番目と5番目ができていなかった。それじゃあ引用じゃないよなあ。ちゃんと、《どこどこに発表された誰それ教授の論文にはこう書かれている》などという前置きをしておいて、区議自身が書いたレポート部分とは区別しておけば(行をあける、インデントする、罫で囲む、ネットで発表するならばblockquoteタグを使う等)、問題はなかった(報告書の質の話とは別に、著作権的には)。
もっとも、区議会議員や都道府県議、国会議員の海外視察にどれくらいの意味があるのかについては、きちんと検討されるべきだと思いますがねえ。税金つかって物見遊山されたんじゃたまらんもんなあ。人のふんどし使ってレポート書いたり、人のふんどし使って旅行したりしちゃ、いけないと思いまーす。
投稿者 percent : March 24, 2007 04:39 PM | トラックバック (1)ああ、いやだいやだ。お話になりませんな。バレないとでも思ったんだろうか。そういう品性下劣な人物に区政だのって言ってほしくないよね。
Posted by: P柿 : March 27, 2007 02:41 AMまったくね、水代だっていってアヤシゲな金をつけかえたりとか、要するに国民なり区民なりがバカだと思ってるわけでしょう。それに加えてご本人たちの乞食根性。わからなければテキトーにかっぱらってきてもオッケー、バレたら開き直ればオッケー……というような。
ほんと、ここんとこ実に乞食が増えたなあと思えてなりません。昔の贈収賄のほうがまだスケールが大きかったのでは(笑)。バレることをバレるようにやる間抜けさかげんと、ほんのわずかなことさえ勉強しないその頭の悪さ、さらにいえば寸借詐欺じみたみみっちさが、なんとも情けない。
ぱと様生きてるかしら・・・。
愛しのぱと様。
息しているかしら。
ukulelemiさんこんばんは。
どうもごぶさたしております。
なんとか生きておりますですよー。
ここんとこサボりぎみ(というかさぼりすぎ)ですみません。なんか世の中ではいろんな事件が起きているのですが(そしてリアルの世界ではぶつぶつとつぶやいてはいるのですが)、なかなかそれを文字に移せなかったりして。
でもぼちぼち復活したいなーと思ってたりはするのですけどねえ……。