July 11, 2006

W杯最後の2試合

 さて何から行くか。まずはワールドカップですかね。

 終わっちゃったねえ。四強・二強の予想はみごとにはずれちゃいましたけどね。

 三位決定戦ドイツvsポルトガル。ポルトガルを応援しながらみていましたが、まあやっぱりドイツ強いね。ホームだしね。大きいしね。
 2点目のオウンゴールが痛かったねえ。あれよあれよという間に3-0でドイツの勝利が決定的に。負けるのは仕方ないが、一矢報いてくれやと思っていたら、後半43分にようやく1点。結果は3-1でした。
 しかしまあなんといってもカーンがゴールを守ったというのがこの試合のいちばんの見所だったかも。ひさしぶりのカーン、やはり存在感がある。アルゼンチン戦のPK戦前にレーマンとなにやら喋っているシーンが映り(「おまえここで負けたらグーで殴るぞ」とか言っていたにちがいない。「勝ったら貸してた金、チャラにしてやる」とかかもしれないが)、それはそれでうるわしかったけれど、やっぱドイツのGKはカーンという印象が(2002年以来)あるしね。代表からは引退するようだが、最後に晴れ舞台に立てて、よかったよかった。もっとも、にこやかなカーンなんてカーンじゃないやい、という気もしてしまうけれど。

 そして決勝。
 3時からといつもより1時間早まったとはいえやはり深夜。しかも月曜。ちょっと寝ておくかと思って布団に入り、目がさめれば3時30分。あちゃあ。あわててテレビをつけると1-1ですと。なんだよ得点シーン見逃しちゃったじゃないかよ。でもまあハーフタイムに前半ハイライトとかやってくれたのでいいんですけどね。
 そういえばプラシド・ドミンゴがなんか歌ってましたですよ。
 で、後半はなんだかキツキツな感じで全然点が入りそうにありません。どちらも攻めあぐねていたような。そのまま延長戦に突入し、ジダンが頭突きして退場となり(あれは審判に見られていたら言い訳できないやね)ジダン引退試合としての決勝は終わってしまい、1-1のまま終了。
 PK戦での決着は5-3でイタリアの勝ち。狂喜乱舞するイタリア。意気消沈のフランス。パンツ(ユニフォームの)を脱いで走り回るガットゥーゾ。国旗を姉さんかぶり風にして妙な雰囲気なトッティ。チャンピオンだし葉巻ぐらいいいでしょ、のリッピ監督。そして銀メダルを授与されて、すぐにそれをはずすフランス。ジダンのいないフランス。明暗。

 その他もろもろ思い浮かんだことを箇条書きに。

  • こりゃ入っただろうと思ったらはじき飛ばしたりしてブフォンすごい。
  • せっかく出してもらったトレゼゲ、PK失敗しちゃって、なんとも残酷な結果に。
  • ジダン。何を言われたかしらんが、あれはなあ。
  • もっとちゃんとした試合レポートを読みたいやつはこちらを読まれよ。
  • ガットゥーゾは野獣系ではあるが、けっこうおもしろいヤツかも(イタリア版どっきりカメラで騙されるガットゥーゾ動画)。
  • これでやっと寝不足の日々から逃れられるや。

 箇条書きの追加。

  • 実況中継はやはりNHKに限ります。民放は始まるまでのイベントだけでうんざりするし、実況のアナウンサーがうるさすぎ。そのくせ的確ではない。何番何番と背番号の連呼ばかりだし。NHKはちゃんと選手の名前を呼んでいたように思う。もっともやむを得ず民放でみたのは日本vsクロアチア戦だけでしたが。
  • 不思議なもので、ダイジェストというかハイライトシーンだけをニュースなどでみると、その落ち着いたNHKの実況ですら騒がしく感じられる。試合を見ているときはこちら(視聴者側)も興奮しているからうるさくないんでしょうか。
  • で、まあおおむねNHKはよかったんですが、オレンジ電池だか俺んちのレンジだかの歌うワールドカップのテーマ曲。あれはひどかった。さあこれから、というときに一気に脱力させてくれました。あと、女性アナウンサーの「私の見たワールドカップ」みたいなレポート。あんなのもいらないと思ったよ。

投稿者 percent : July 11, 2006 06:58 PM | トラックバック (1)
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コメント

うん。ジダンのあれはすごかった。
相手の発言内容については、夜のニュースで読唇術の人の分析結果をやってたよ。まあ、あれは平時でも怒るわな。どこの国の人でもああいうことがあると「子供に示しがつかない」だとか言うのは笑える。
なにはともあれ、お疲れさんでした。

Posted by: P柿 : July 12, 2006 02:07 AM

いやいや、てんでちゃんとしたレポートじゃないんでおはづかしい。
事実上、決勝戦の印象はジダンの頭突きとガットゥーゾのパンツでほぼ一掃されました。
本当に幸せなときのイタリア人は想像を絶する存在でしたよ。

3決のカーンはすごく生き生きしてましたね。ドイツのゴールマウスにはこの顔…と私も思ったり。
カーンだけじゃなくかなり大量の選手が「少なくとも代表は引退」って感じなんですよね。
それを考えると寂しいんですね。

Posted by: ぺり公 : July 12, 2006 03:57 AM

■P柿さま。
やあ「テロリスト」とか「売春婦の息子」とか、ねえ。マテラッツィは、「テロリストとは言っていないし、彼の母親を侮辱することも言っていない」と真っ向から対立。さらに「母親は私にとって神聖な存在だ」とまで(これは紙の新聞には載ってませんでしたが、ウェブ版にありました──http://www2.asahi.com/wcup2006/news/TKY200607110584.html)。
興奮したり苛立ったりして殴り合いに発展するのはよくあることで(アイスホッケーなんかそっちのほうが楽しみだったり)、そりゃまあ冷静に対処するにこしたことはないですよね。ジダンほどのベテランが相手の術中にはまってどうする、というか。でも子供の手本としてどうのこうのっていうのは違うような気がしますがね。サッカー選手じゃないほかの人を手本にしたまえ、ナポレオンとか(笑)。


■ぺりさま。
ガッちゃんパンツ、一瞬なにが起こったのかと思いましたね。観客が飛び込んだのかと思った。まあ全裸にならなくてよかったよかった。
代表引退は、ねえ。まあ世代交代していかないとどうにもならんわけですが、世代によって、ペレが、マラドーナが、ベッケンバウアーが「サッカー」の代名詞であったように、いま現在の名選手たちが去っていくのは寂しいことですね。ジダンのように大々的に見送られるのはとても幸福なわけで、人しれず去っていく人も多いでしょうし。

Posted by: ぱと : July 12, 2006 04:06 PM

ガっちゃんパンツ(笑)
話はそれますが、テニスのウィンブルドンだったと思うけど、シャラポワとだれかの試合中に裸の男が乱入する騒ぎがあったという記事を見かけたような気がするんだけど、その動画はないですかね。見たいです。

Posted by: P柿 : July 12, 2006 04:13 PM

■P柿さま。
はいどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=sLuSYBWlQMA
シャラポワ対ディメンティエワの試合だったみたいですね。しかしなんでもあるなyoutubeって。

Posted by: ぱと : July 12, 2006 04:20 PM
まあ気楽にコメントしてくれたまえ。もうしわけないが、スパムが多すぎなのでコメントは管理者の承認後、掲載される。まあ気長に待ってくれたまえ。









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