今ごろクールビズの話ってのも間が抜けてますが。
アレ、どうしたんでしょうかね、省エネルックとかサファリジャケットとか。あれはもうなかったことにしてるんですか。言っちゃいけないんですかね。すいません。
まあいいや。
で、たいそう言いにくい「くーるびず」なんですがね。
結構なことだと思いますよ。冷房を何度か上げれば電気やら石油やらがかなり節約できそうですし、こんだけ温暖化っぽいことになってるんですから、いつまでも温帯気分じゃダメ。とりあえず関東ぐらいまでの太平洋側は亜熱帯ってことにしてはどうでしょうか。台風も多いし。
かりゆしウェア、いいじゃないですか。アロハあたりも許容にしてほしいな。東南アジアのいろんな国から涼しげなファッションを輸入しましょうよ。ミャンマーの巻きスカート、ロンジーでしたっけ、あれも。ああいうのなんかは、電車の中で大股広げて座ってるオッサンに着せたいですな。もう少し慎み深くなるんじゃないでしょうか。
で、官公庁も率先してってことで、そのトップである大臣とか、あるいは国会議員などもノーネクタイのクールビズ、クールビズのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助になってるようですね。
みんな、あれでいいのか?
ニュースなどで映像をみる限り、ノージャケット、ノーネクタイでかたぎの真面目な中高年に見えた人はひとりもいなかったが?
ことごとく、うさんくさいヤクザの親分、もしくは下っ端のチンピラ、せいぜい一番よくって休日のお父さんって感じじゃないか。そう思ったのは俺だけか?
省エネはいい。冷房温度を上げるのもいい。たしかにネクタイもいらない。
しかし議員連中にはネクタイさせておいたほうがいいんじゃないかと思うのである。
選良という言葉がある。「選び出された立派な人物の意で、代議士のこと。」と岩波国語辞典第六版には書かれている。
とりあえずカッコだけは選良ふうにさせておいたほうがいいんじゃないかなあ。どいつもこいつも、これからゴルフ行きます(また妙に日焼けしてるんだよね、街頭演説のたまものなんでしょうけど)ってなにやけ顔か、でなけりゃこれから抗争じゃけんのうというようなヤクザ顔だし。
繰り替えすがあたしゃ決して省エネに反対するものではない。民間企業などではじゃんじゃんノーネクタイノージャケットリクァイアドすればよろしいと思う。
だけど、やっぱり国をうごかしていこうという人たちには、たとえ暑かろうが寒かろうが、きちんとした格好をしてもらいたいと思ってしまうのだよ。議員であれ役人であれ。だいたいそれ以前に、彼らがクールビズな格好したからって、みんなそれに倣うんだろうか。ちょっと謎だ。
【翌朝の追記】
昨日発売の「週刊文春」をみたら、巻末グラビアがもろ、クールビズを嗤う、みたいな記事だったよ。ちっ。ご丁寧に、むかしの省エネルックも出てました。
ちなみにきょうの官房長官のクールビズはクレリックシャツでした。
ええ、ただのノータイ・ノー上着ですね。あれだったら初日の1万円
のシャツのほうがずっとまし。
ようするに背広から寝間着までの中間に着る服のことをあまり考えて
来なかったんでしょうね。持ってないって言ってもいいかも。
むかしの背広族(波平さんとかさ)は帰宅したら着流しだもんね。
よくて着流し。ステテコいっちょうもあり。
「きれいめの普段着」が必要なライフスタイルを築くのが先でしょう。
まだまだこの国の人々は働き過ぎです。
みんな白っぽい(か薄めのブルー)シャツというのも、
なさけなさを増幅させてるような気がします。