December 06, 2004

最近の読書メモから

ストリート・ボーイズ』ロレンゾ・カルカテラ(新潮文庫)
第二次世界大戦末期のナポリにのこった300人の少年少女たちが、ナチスドイツの機甲師団に立ち向かう。子供たちが、武器ではなく、サッカーボールで“たたかう”ことのできる日がいつか来ますように。

Say Hello! あのこによろしく』イワサキユキオ(ほぼ日ブックス)
ほぼ日」の人気コーナーの書籍化。反則的なかわいさ。秘密つき。

背広の下の衝動』新堂冬樹(河出書房新社)
残念ながら失敗作としか思えない作品集。あひゃひゃ。

アキハバラ@DEEP』石田衣良(文藝春秋)
電脳ベンチャー対電脳巨大企業。ネットに革命をおこした風雲児たちの長篇青春群像SF小説。なんじゃそりゃ。でもおもしろい。

蝶のゆくえ』橋本治(集英社)
この本は、冒頭の「ふらんだーすの犬」に尽きる。なんとも哀れでかなしい話だが、おそろしいのは、これが日常茶飯事だという現実。

投稿者 percent : December 6, 2004 01:08 AM | トラックバック (0)
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コメント

『ストリート・ボーイズ』『蝶のゆくえ』あたりから攻めてみようかな。
ご案内ありがとうございます。

Posted by: P柿 : December 6, 2004 03:35 PM

「蝶のゆくえ」・・・消化できるかな。
ま、チャレンジしてみるか。

Posted by: メジロ : December 7, 2004 10:40 AM

P柿さん、まいど!
メジロさん、はじめまして!

『蝶のゆくえ』はねえ、私もさほど期待しないで読み始めたんですが、冒頭の「ふらんだーす」に打ちのめされまして。1篇だけ読んで、残りは明日っていうふうには、どうにもできなかったです。キツすぎて。中和剤が必要で。
まあなんだかんだでそのまま全部読んじゃったわけですが。
口直しには『Say Hello! あのこによろしく』あたりがいいかと(笑)。
本屋さんとか図書館とかで見かけたら、ちょっと手に取ってみてください。

Posted by: ぱと : December 9, 2004 12:17 AM
まあ気楽にコメントしてくれたまえ。もうしわけないが、スパムが多すぎなのでコメントは管理者の承認後、掲載される。まあ気長に待ってくれたまえ。









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