October 16, 2004

いかがなものか

名前問題関連で。

旅券の氏名表記を緩和へ 外国人風の名前に配慮(北國新聞:FLASH24:暮らし・話題)

はあ……(ため息)。

「外国人名としても通用する名前を親が付けるケースや、海外で活躍する邦人が増えたため」

なんですかそれは。海外で活躍してたって、イチローだしセイジ・オザワだしマツイだしナカタだし、もし万が一「Hideki」だと英語を母国語とする国では「ハイドカイ」と読まれるおそれがあったとしても、それこそ《海外で活躍》してればちゃんと読まれるのでは。
そして「ジョージ」と呼ばれたいから「譲治」のローマ字表記を「George」とするってのも異常だ。フランス行ったら「ジョルジュ」だしドイツに行けば「ゲオルク」じゃないか。
「日本の発音をアルファベットを使ってあらわすと"Joji"となるけど、英語の"George"と同じなんだよん」とでも説明すればいいだけのことなのに……。
いや、そもそも日本名の「ジョウジ」と英語名の「George」は違うだろうによ。

外務省もくだらないこと考えるなあ。
これまでは、

外国の役所で出生証明書を取得した場合のように、外国の公文書で外国式表記が確定している場合などに限り、表記の食い違いが生じないよう「JOJI(GEORGE)」とカッコ書きでの併記を認めてきた。

だそうで、それはまあ納得できる。でも、
外国の公文書上に記載された実績がない場合でも、海外留学で卒業証書の取得を予定しているケースなどに、外国式表記の併記を認めていく方針。

なんだそうですよ。赤ちゃんや幼児のパスポートを取るときに「うちの子はGeorge(仮名)なのに!」とゴネる親ががんがん出てくるでしょうな。「絶対向こうの学校に行かせますから!」って。無理矢理海外留学させられることになってしまう3歳の譲治くん(仮名)が数千人。やれやれ。
しゃれならいいけど、公文書でそういうのはどうかと思います。

投稿者 percent : October 16, 2004 04:06 PM | トラックバック (0)
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コメント
まあ気楽にコメントしてくれたまえ。もうしわけないが、スパムが多すぎなのでコメントは管理者の承認後、掲載される。まあ気長に待ってくれたまえ。









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