July 21, 2004

誰が教えるべきなのか

小6男児が同級生から95万円恐喝・東京都清瀬市(NIKKEI NET:社会)
小6男児、同級生恐喝100万円超…父親の通帳から(ZAKZAK)
小6男児が同級生恐喝=被害100万円以上か−いじめ放置の担任厳重注意・東京(Yahoo!ニュース)

てなわけでまたしても、恐るべし小学生、なニュースです。昨夜の「報道ステーション」(テレビ朝日)でもやってましたな。

いろんな問題を含んでいます。
まずは小学生のくせに恐喝ってどうよっていう問題。さらに脅されたからといって100万近くの金を出すのってどうよという問題(まあ出せたんだからしょうがないけど)。でもその被害児童は親の銀行口座からキャッシュカードで引き出したりもしていたらしく、いったい親の口座管理はどうなってんですか、っていう問題。さらに加害児童の親は「恐喝ではない」とか「(水掛け論になるので)なにもいえない」というようなコメントしか出してない(昨夜のテレビでは)のはなんなんですかという問題。親から相談があったにもかかわらず何もしなかった担任の問題。


とまああれこれあるわけですが、私が気になったのは「報道ステーション」での古舘伊知郎のコメント。 演出ではありましょうが、ずいぶんと義憤にかられたかのような口調で「小難しいことは教えなくてもいいから、学校はいじめはいけないということを教えろ」というようなことを発言されてました。

違うだろ?
いじめはいけないとか、窃盗や恐喝や傷害は犯罪だとか、そういうことはまず家庭で教えるべきことなんじゃないんですかね。
今回の事件で相談されたにもかかわらず放置していた担任および学校側を責めるのはいいけれど、古舘コメントはポイントがずれてると思うんだが。

それにしても、もうこういう問題は、弁護士たてて訴訟沙汰にしていくしか防ぎようがないんじゃないかという気がしてしまう。物理的な暴力については警察に訴えるとしても、どうせ少年法で守られてたいしたダメージは与えられない。ならば損害賠償として親もひっくるめて「脅しとった金+慰謝料」をうんざりするほど取るしかないんじゃなかろうか。
いじめ(という言葉もよくないと思いますがどうでしょう。あきらかに「傷害」だろうに)を“子供の喧嘩”程度にしか考えていない愚かな(加害側の)親も、それによって金銭的な賠償責任が生じるとなれば、少しは子供を教育しようって気になるんじゃないかねえ。

無理かな。なんだかんだいって逃げるだけ逃げて金は払わないという可能性のほうが高いか。

【2004.7.22追記】
古舘伊知郎キャスターの名前を訂正(笑)。そうか伊知郎だったか。ややこしいな。古舘か古館かもめんどくさいし。

投稿者 percent : July 21, 2004 07:28 PM | トラックバック (0)
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コメント

そんなとき富山県の小さな町のお祭り会場で、女子高生が若い男性警備員
を包丁で刺しました。重傷です。「むかついてて、誰でもよかった」そう
です。もうね、なにがなんだか。

Posted by: P柿 : July 24, 2004 01:20 AM

あー、フルタチ君のコメントってズレてること多い気がします。

Posted by: こたま : July 26, 2004 06:23 PM

>P柿さま

むかついて誰でもよかったといいつつ、決してその暴力は自分に向かないところがなんとも……。

>こたまさま

よかった、僕だけじゃなくて。

Posted by: ぱと : July 27, 2004 11:58 PM
まあ気楽にコメントしてくれたまえ。もうしわけないが、スパムが多すぎなのでコメントは管理者の承認後、掲載される。まあ気長に待ってくれたまえ。









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