今日は「カプチーノ、トール、ローファット、エクストラホット」である。
これだけいろいろ重なるとなにがなんだかわからないのだが、追加料金が発生しないのがポイントですね。
スタバでは普通の牛乳じゃなくて「低脂肪」「無脂肪」の牛乳を使用することも可能。はたして味に違いはあるのかと、低脂肪を頼んでみたのだが、私の発音が悪いのかレジ係の耳が悪いのか「ノーファット」と受け取られてしまった。
訂正するのも面倒なのでそのまま。
結論。たいした違いはない。
ダイエットに気をつけている人なら低脂肪や無脂肪でも問題はないだろう。砂糖入れりゃ同じことだという気もする。
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無類のコーヒー好きの翻訳家A先生は、「ラージ」と注文したら「グランデですね」と訂正されて、むっとしたという。
確かに。スモール、ミディアム、ラージでかまわんではないか。
普通サイズ(かなり小さい)は「ショート」という。次が「トール」。そして「グランデ」だ。なぜグランデ。グランドじゃないのだな。カプチーノやエスプレッソはイタリアのものだからイタリア語なのか。じゃあなぜ小と中は英語なのだろう。それもイタリア語にすればいいのに。
この問題は、考え始めるときりがない。比較ということであれば、「ショート・ミディアム・トール」のほうが理にかなっているような気もする。どうしても中間のやつを「トール」にしたいのなら「ショート・トール・トーレスト」が正しいのではないか。いや、ショートというのは政治的にどうか。「垂直方向にチャレンジング」とすべきではないのか。
いやそれ以前に、ここは日本だ。男ならどーんと「大・中・小」じゃいかんのか。半歩譲って「L・M・S」でも。
「チビ」「のっぽ」の次は「デカ」ということでグランデか。だったらいっそのこと「ヒュージ」にすりゃいいのに、とワタクシは思うのであった。
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A先生は「歩き飲み」に適した蓋の存在を評価している。たしかにあの蓋つきは便利だ。カップのままでは歩けやしない。かといって、いちいち丸い蓋を取って飲むのでは面倒だ(歩きながら飲むのは無理でしょうな)。
同じような蓋を採用したドトールのコーヒーで、A先生は口の中をやけどしたとか。熱すぎるそうだ。
たしかにスタバはぬるい。エクストラホットと頼まないと、数分歩いて会社に持って帰るだけで生ぬるくなってしまう。エクストラホットでもさほど熱くない。江戸っ子は熱いコーヒーをふうふう言いながら飲むものなのに。シアトルあたりでは違うようだ。
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Bさんは、とある日本企業のスイス支社に勤務している。スイスはヨーロッパではじめてスタバが進出した国だ。今ではオーストリア、ドイツなどにも出店しているらしいが。
スイスのスタバにはコーヒーフォンデュがある、とBさんは言うのだが、きっと嘘に違いない。嘘に違いないのだが、あったらちょっと嬉しい。キャラメルだのミルクだのにつけて食べるんだろうな。やっぱり、あったら、ちょっと恐い。
(2003.2.17)
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