December 03, 2007

はじめてのJAZZ2

 というイベントがあったのでいってきた。主催は糸井重里の「ほぼ日刊イトイ新聞」と中州産業大学(笑)。

 今回が2回目となる、初心者向けジャズ講座、という名目であります。出演は山下洋輔とタモリと糸井重里。彼らがトークをしつつ、ジャズの歴史を実演をまじえながらたどってゆく、という企画。

 会場は昭和女子大の人見記念講堂でありまして、当日の模様はこれをみるとなんとなくわかるようになっております。



 えーと、曲目じたいは(初心者というにはちょっとだけトウのたってしまったワタクシとしては)珍しくはないものだったのですが、実演つきということで楽しめました。

 しかしいちばん楽しかったのはやっぱりタモリだなあ。最初は中州産業大学の森田名誉教授(このネタ25年ぶりといっていたが、肩書きも「名誉教授」に!)による“ジャズの歴史”でしたが、もうのっけから飛ばす都バス。この人なしで2000人あつめることができたかどうか。あつめられたとしてもこれだけ盛り上がったかどうか。

 山下洋輔もライブで見るのは十年ぶりぐらいだけどお元気そうでなによりでした。もう65歳かあ。タモリだって62歳だもんねえ。はじめて生演奏をきいたのは、はるか昔のどこかの学園祭だったと記憶している。あれからもう……いやいい、忘れた忘れた(笑)。

 客層は、ほぼ日ファンのおとなしめ、地味め、どんよりめな人々が6割、タモリ目当てが3割、山下洋輔ファンが1割ってところでしょうか。もっとはっきりいってしまうとダサめのかたが多かったです。真面目なかたといいなさいね。はいそうですね、ええ、まじめそうなかたがたが多かったです、じつに! もうね、贈られた花の写真を撮っちゃうくらい(清水ミチコとタモリ倶楽部から来てました)。エントランスの照明の写真まで撮っちゃうくらい。……意味わかんねえ。きっとみなさんほぼ日手帳をつかいほぼ日ハラマキを巻いていたにちがいない。ジャズの勉強になったかどうかは不明(笑)。

 7875円という高い設定のチケットでしたが、いちおう缶入り飲料(「生茶」)とかiTunesMusicStoreの3曲無料ダウンロード権とかのおまけもあり、いろいろ凝ったつくりの運営でした(こういうところはほんと、糸井重里ってうまいなあ)。
 ただ、売店でおにぎりセットみたいなのを販売する!と案内があったわりに、早々に売り切れていたのには失望。せめて行列つくってる人たちに「売り切れました」って声をかけるぐらいのことをしてもいいと思うがなあ。こんなことなら途中のコンビニでなんか買ってくるんだった。ホットチョコレート&ラム400円なりで飢えをしのぎました。

 まあ、そうはいってもけっこう楽しめましたとさ。