ふしぎなことに、新聞系のサイトでは探せないんですよ。記事になってない模様。
なので参議院のサイトをほじくってみたらやっと見つかった。
著作権法の一部を改正する法律案は4月20日文教科学委員会で可決されて(参院サイトでは22日午前0時現在ここまでしか更新されていない)、21日午前の本会議で全会一致(賛成190・反対0)で可決された、と。
次に衆議院に送られて、そこでも可決されれば来年1月から国内盤のあるCDは輸入販売できなくなる、ということですね。
これについては法案提出のころに新聞でちょっと目にしたかな。
「逆輸入CD」禁止で洋楽海外盤も消える?(読売新聞)
ヘンじゃないか輸入権 山形浩生(評論家)(朝日新聞土曜版「be」紙上)
しかしそれっきり忘れてましたが、いつの間にか進んでいたんですね。
この件に関しては反対サイトがあって、よくまとまってるのでそちらを参照するといいと思います。
海外盤CD輸入禁止に反対する
(海外盤CD輸入禁止に反対するBLOG)
その他にも、
【特設】「音楽障壁」問題 (The Trembling of a Leaf -「音楽障壁」粉砕編-)
洋楽CD輸入盤禁止か (Copy 2ch wiki)
sur la propriete intellectualle (benli)
などでもくわしい。音楽評論家萩原健太氏のサイト(4/10)や哲学者・批評家東浩紀のブログなどでも言及されている。
すいません、わたしはまだ勉強不足(遅すぎるんだけど)。もうちょっといろいろ読み込んで、きちんと書くべきなんだとは思うけど、とりあえず今日、参院通過したってことで書いておくわけです。
いずれCDに限らず、DVDなども買えなくなるんだろうな。
うちにあるCDの、洋モノのうち、どれくらいかな、8割ぐらいは輸入盤だと思う。そりゃそうだよ、国内盤に比べたら何割も安くて(1000円ぐらいとかね! 貧乏な学生には大きいよそりゃ)、輸入盤しか買えなかったというほうが正しいかも。
もちろん海賊版の逆輸入はいかん。それは《演奏家を守るために》禁止すべき(レコード会社を、ではなく)だと思う。
しかしそれをいいことに、輸入盤全体を占め出そうというのは、ちょっと図々しすぎるんではないか。
輸入盤がなくなって一番困ったのはレコード会社だった。
ってことになるよきっと。
どういうからくりか知りませんが(いや、薄々わかるけどさあ)、音楽が好きな人に法案作らせてくれよ。商売が好きな人じゃなく、ね。